2009年11月29日日曜日

昔話③ フランスの昔話

白雪姫

この昔話はフランスでとても有名です。子供たちはこの昔話が好きです。

むかし、あるところに女王がいました。この女王は子どもがほしかったです。女王には夢がありました。世界でいちばんきれいな女の子がほしかったのです。

ある日、女王は窓の近くで縫い物をしていて、血を流しました。雪が赤くなりました。そこでおねがいごとをしました。

それから、しばらくして、白雪姫が生まれました。でも、白雪姫が生まれたとき、女王は死んでしまいました。

王は他の女の人と再婚してしまいました。この新しい女王はとても意地が悪くて、白雪姫が嫌いでした。女王は手鏡と話します。女王が手鏡に「世界でいちばんきれいなのはだれ?」ときくと、「白雪姫がいちばんきれいです」と答えました。

ですから、女王は白雪姫に嫉妬しました。そして、狩人に「白雪姫をしとめなさい。」と言いました。

でも、この狩人は気が弱くて、白雪姫を殺すことができなかったので、白雪姫を森におきざりにしました。

白雪姫は森で7人の小人に会って、友達になりました。働きながら、白雪姫も7人の小人の家に住んでいました。

ところが、白雪姫が生きていることがわかった女王は、魔女にばけて、白雪姫のところにリンゴを持って行きました。リンゴの中には毒が入っています。リンゴを食べた白雪姫は倒れました。

そこへ、王子がとおりかかりました。王子が白雪姫にキスをすると、白雪姫は生き返りました。それから、二人は一生幸せにくらしました。

2009年11月22日日曜日

昔話② シンガポールの昔話

シンガポールの昔話「赤い丘(おか)」

昔々(むかしむかし)、ある小さい南の島に漁師(りょうし)がたくさん住んでいました。そして、毎日幸(しあわ)せに暮(く)らしていました。

しかし、ある日、無数(むすう)のカジキ(espadon)が海からやってきました。そのカジキはとても凶悪(きょうあく)で危(あぶ)なかったですから、たくさんの漁師が殺されてしまいました。その島の皆(みな)は海へ行く勇気(ゆうき)がなくて、魚が捕(と)れませんでした。島の人たちは大変困(こま)っていました。

ですから、島の国王は良い方法を見つけたいと思っていました。その頃(ころ)、アリーという若(わか)い男がいました。アリーは頭がよかったですから、いい方法(ほうほう)を考えました。そして、国王に教えてさしあげました。

「国王様、もし私たちが海辺にたくさんバナナの木を並(なら)べたら、カジキはバナナの木の幹(みき)の中にぶつかります。その幹はとても柔(やわ)らかいので、カジキは動けなくなります。その後で、漁師たちはカジキを捕ればいいのです。皆はもうカジキを恐がらなくなるでしょう。」アリーは国王に言いました。

国王はアリーの指示(しじ)に基(もと)づいて行(おこな)いました。漁師たちはカジキを全(すべ)て捕りました。島の人たちは幸せな生活にもう一度戻(もど)りました。そして、とても喜(よろこ)びました。

しかし、国王は心がせまくて、悪い人でした。アリーに人気が出たのを見て、心配(しんぱい)になりました。そして、ある夜、国王の暗殺者(あんさつしゃ:assassin)がアリーを殺しました。アリーは丘の上に住んでいました。彼の血は丘の上から溢(あふ)れて、地面(じめん)を全部(ぜんぶ)赤く染(そ)めました。

これがシンガポールのレッドヒール(赤い丘)の名前の由来(ゆらい)です。

昔話① 韓国の昔話

韓国の昔話

むかし、あるところに木こりが住んでいました。彼はとてもやさしくて、正直(しょうじき)な人でした。

ある日、彼は自分のおの(une hache)を池(いけ)の中に落としてしまいました。
すると、とつぜん池の中から神仙(しんせん:神さま、仙人)が現(あらわ)れました。
彼はびっくりしました。

神仙は木こりにききました。「この金のおのはお前のものかい?」
木こりは「いいえ。」と答えました。

そうすると、神仙は銀(ぎん)のおのを見せてききました。
「じゃ、この銀のおのがお前のものかい?」
木こりは「いいえ。」と答えました。

そうすると、神仙は木こりのおのを見せてききました。
「このおのがお前のかい?」
木こりは嬉(うれ)しそうに答えました。「はい。」

神仙はこうぜんと大笑いして、木こりを誉(ほ)めました。
「おお、お前は正直だ。よしその褒美(ほうび)にこの金のおのと銀のおのとお前のおのと全部やろう。」

木こりは喜(よろこ)んで、金のおのと銀のおのと自分のおのをもらって、家へ帰りました。

 
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